トライフォースとはどんな道場ですか?

「トライフォースとはどんな道場ですか?」と良く聞かれることがあります。そこで私が道場の雰囲気やコンセプトをお話しすると、「えっ!?」と驚かれることがしばしばあります。私はブラジリアン柔術の世界の第一線で戦ってきた人間です。その人間が作った道場なのだから、トライフォースは柔術最強集団を作るための場所であろうとイメージしている方が多いようです。

実際のトライフォースの雰囲気はと言いますと、道場の見学、または体験レッスンを受講して頂ければお分かりになると思いますが、そういったハードな側面は全くございません。私の基本コンセプトは、誰でも気軽に学ぶことが出来る『明るく楽しい道場』です。日本一強い道場にしようという希望はありませんが、日本一居心地の良い道場にしたいという目標があります。

「道場の主役は会員さんなのです。」

道場の主役は、柔術が好きで集まっておられる一般の会員さんであって、チャンピオンを目指す選手達ではありません。選手が練習する時は、趣味で楽しまれている会員さんは隅っこで遠慮がちに練習する、そういった道場やジムはかつてたくさんありました。しかし私の道場では、一般会員さんのスケジュールが中心であり、練習環境もそれに合わせて整えられています。

レッスンはグループ練習を基本としています。私自身、厳しい練習で得たもの以上に、会員同士のつながりの中で多くの事を学び、強くなることが出来ました。先輩に教えてもらったり、後輩に教えてあげたり、仲間同士の研究の中で、新しい技のヒントを得ることが出来たりと、普段の道場生活の中に、そういったものが当たり前のように組み込まれていました。ブラジリアン柔術の場合は、その成長期の段階で、選手指向の人間だけを集めて強化特訓などやっても、それほど成果は上がるものではないと私は考えています。

練習とは、自分の仲間を強くする作業のこと。

先輩から技術を教わることも、後輩にそれを伝えてあげることも、全てご自身の練習の一環だと考えて下さい。道場の仲間とのそういった繋がりを通して、みんな一人前の格闘家へと成長していきます。私自身の経験からもそう確信しています。練習とは自分を強くする作業では決してありません。練習とは、自分の仲間を強くする作業なのです。そう考えると分かりやすいかもしれません。そして周りのレベルが上がれば、確実に自分も強くなってしまうのです。

もちろん私の指導を受けた選手の中から、多くのチャンピオンが輩出されているという事になれば、相対的にトライフォースは最強道場であると言えなくもないです。しかし最強とはやはり、基本的に個人が競い合うものだと思います。

私自身の修行期においては、技術研究、練習強度・頻度・方法等、自分でしっかりと考えて管理していましたし、十分強くなることが出来ました。その反面どのような名指導者の下にいても、選手ひとりひとりが自覚を持って練習に取り組まなければ、実力は伸びないものです。そして自分本位の練習ばかりする選手、もしくは練習をあまりしない指導者などは、成長が途絶えてしまうこともあるでしょう。

私は出来うる限りは競技者でありたいし、指導者でありたい、そして道場を良い雰囲気に出来るよう人間力を高めていきたいと思っています。私自身も楽しんで練習したいし、厳しいものを求めている人とは共に厳しく練習したい。そういった環境の中で、色々なものを培っていきたいと思っています。

トライフォースと私のコンセプトに興味を持って下さった方がいましたら、どうぞお気軽に見学にいらして下さい。みなさんと出会える日を楽しみにしています。

トライフォース柔術アカデミー総代表 早川光由

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