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Mitsuyoshi Hayakawa

ジュクのオザケン

By | 池袋 | 2017/10/27 | No Comments

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トライフォースHIDE’S KICK所属、ジュクのオザケンこと小澤賢さんに黒帯を授与しました。

小澤さんの茶帯のキャリアは6年にもなろうかと思います。経験、実力共に申し分なく、テクニック検定もこの度クリアされました。よって満を持して私から直接黒帯を授与させて頂くことになりました。

小澤さんおめでとう!

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タイミング

By | 池袋 | 2017/10/25 | No Comments

タイミングで取る。これがストレートアームロックに対する私の基本姿勢です。そのコンセプトを学ぶことが出来る最良の基本テクニックの一つが、このニーオンベリーからのニアサイドアームロックです。

動画ではあえて説明しておりませんが、実際には立膝のまま倒れ込み、相手の腕を一気に伸ばしてしまうことも多いです。

青~茶帯時代の一時期は、グリップブレイクを数年単位で全くやらない時期がありました。もちろん技術は持っていたので、通常の力の相手であれば、グリップを切ろうと思えばいつでも切れました。

しかし私がやっていた練習方法は、グリップを作られたらすぐにマウントならマウントに戻り、また次のタイミングを探すという方法でした。そのくらい、タイミングで取ることの重要性を大切にしていました。

タイミングで取ることができれば、自分より体格やパワーに勝る相手であっても、腕を伸ばすことが容易にできるからです。

ちなみに私は現在も相手の二の腕を足で蹴るグリップブレイクを全く使いません。ポピュラーな方法ですが、私自身は白帯の頃しか使ったことがありません。よってベーシックカリキュラムにも含まれていません。

なぜか。腰が痛くなることが分かったからです。かなり不自然な形からウェイトトレーニングのレッグプレスに似た動作を行うので、体への負担が大きいことを確信しています。自分の弟子には推奨できない技です。

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持続可能な組織運営

By | 池袋 | 2017/10/21 | No Comments

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写真の杉村君は、一般会員からテクニック検定とインストラクターコースを経て、指導員になった会員の一人です。

その後、レベル1で1年、レベル2でさらにもう1年の指導キャリアを積み、アドバンスト検定をハイスコアで合格し、この度レベル3認可インストラクターへの昇格を果たしました。

私が考えるトライフォースの理想のインストラクター像を体現する男です。今後、杉村にはアドバンストクラスの指導も任せようと思います。

はっきり言いますと、杉村は弱くはありませんが、特別に強くもありません。実力は茶帯の中でも「中の中」くらいでしょう。全日本タイトルなどを保持しているわけでもありません。

しかし指導者としてはプロそのものです。長いキャリアを経てそのインストラクションスキルはさらに向上し続けています。

過去のコラム等でも度々語ってきましたが、私はもはやインストラクターに絶対的な強さを求めることをかなり以前から止めています。

指導フォーマット
http://tfikebukuro.blogspot.jp/2014/11/blog-post_7.html

インストラクター資格
http://tfikebukuro.blogspot.jp/2014/11/blog-post_68.html

採用の条件を「最強の選手であり最高の指導者であること」とすれば、限られた母数の生徒の中からインストラクターを育成していくことは極めて困難となります。

そうなると、他道場の強豪選手に外部講師を依頼するか、有名選手がたまたま移籍してくれるのを待つ等の依存体質になります。

指導は下手でも良いから有名選手、強豪選手から習いたい、そういった方もおられると思いますし、ユーザー目線で見ればそういった考えも理解できます。

トライフォースではどうかと言いますと、トップレベルの実力を持つ指導員も多数おりますが、全員がそうというわけではありません。なので、トップ選手からの指導だけを期待している方にとっては、トライフォースは物足りなく感じるかもしれません

しかし私はそのような「一流の強豪選手をずらりと揃える」という業界のレースからはとっくに降りています。私は「持続可能な組織運営をする」という選択肢をチョイスしました。

強豪選手であってもいずれ衰えは来ます。その時に、それが目当てで集まった生徒さん達は、果たしてその選手から技を習いたいと思い続けてくれるのでしょうか。きっとそこにはまた一定の不満が生まれてくると思います。そして新しい有名選手を求め続けるのではないでしょうか。

その点、杉村に関しては何の心配もありません。なぜなら最初から強くないからです。しかし指導者としての能力に私は太鼓判を押しております。そして、そんなトライフォースに人が集まってくれたら良いなと思っています。

以上、杉村レベル3昇格記念のお話でした。

マスターカリキュラムクラス

By | 池袋 | 2017/10/20 | No Comments

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2017年11月よりマスターカリキュラムクラスを開講します。

アドバンストカリキュラムを履修していることを前提としてクラスを進めていきます。

紫帯以上の会員のみ参加可とします

ただし当面の期間はベーシック検定1級保持者の参加も許可します。検定資格保持者はワッペンを付けておいて下さい。

参加条件が厳しいことから(木曜日の朝アドバンストと同様に)テクニックとスパーリングのセッションを分けることにしました。

毎週金曜日の19時15~20時の45分間のクラスとし、20時~20時45分まではフリースパーリングとして、全ての帯の会員が参加出来るクラスとします。

まとめると金曜日のスケジュールは以下のようになります。

19:15~20:00 マスターカリキュラム
20:00~20:45 スパーリング
21:00~22:00 ベーシッククラス

当面の期間はレッスン予定表を事前発表せず、ランダムに行って参ります。

マスターカリキュラムは、アドバンストカリキュラムよりもさらに難易度が上がっているというわけではありません。ベーシックとアドバンストほどの差はないと思います。

参加条件を設けたのは単純な理由で、アドバンストカリキュラムの知識を前提として有していなければ、練習パートナーとの反復ドリルが上手く進まないことが想定されるからです。

宜しくお願い致します。

パスガード三種の神器

By | 池袋 | 2017/10/19 | No Comments

パスガード三種の神器。

トライフォースにおいてはニースルーパス(ニア、クロス)、そしてスタッキングパスになります。
(これに関しては、どこの流派であってもほぼそうだと思いますが。)

ただしトライフォースの場合は、その三種の中でも必ずニースルーパスを先に指導しています。これはDVD「アートオブ柔術」の時からそうです。伝統的なグレイシースタイルではスタッキングパスを最初に学びます。なのでアートオブ柔術で逆説を唱えるのはちょっと怖かったです。

己の未熟さをいつでも改めることができるよう、アートオブ柔術の発表後も15年間考察を続けましたが、スタッキングパスを先に教える合理的な理由は結局分かりませんでした。よって私は今もニースルーパスを先に覚えるものとして指導しています。

強力なのはスタッキングパスだと思います。なのでこれは使いやすさ、覚えやすさ、シンプルさという観点でのお話です。

仮説ですが、おそらくコンバットベースがハブポジションとして存在していなかった頃の名残りではないかと思います。伝統的なグレイシースタイルでは、クローズドガードが割れたらすぐに片手を股の間に差し込んでいく技法が多いです。何なら片手を差し込むことによってクローズドガードを割る技法もたくさんあります。私も色々な方法を習いました。

しかしトライアングルチョークに対してはいずれもかなり無防備な状態になります。”先の先”を取れればスタッキングが勝つのですが、カウンター狙いの相手だと、片手だけを股に入れた瞬間に”後の先”を取られてほぼ勝てません。よって私は早い段階でそれらの技法を全て捨てました。

ニースルーパスの長所は、重力に従って膝を下に落とすだけ、ということです。セットアップの時点で下から上に足を持ち上げる動作が必要なスタッキングパスよりも、自然の摂理に適っており負担が少ないです。初心者が使う技としては最も簡単であると考えています。

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ネクストステージ2017

By | 博多, 大阪, 新宿, 池袋 | 2017/10/12 | No Comments

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2017年11月から池袋本部にてマスターカリキュラムのクラスをスタートさせる予定です。

ベーシックもアドバンストも、アカデミーにおける試用期間を経て修正点をあぶりだし、完全にブラッシュアップした作品をオンラインにアップロードしました。

マスターカリキュラムも120%完成しているので、20%を削ぎ落とす必要があります。クラスで実際に指導しながらその見極めを行って参ります。

これでトライフォースのカリキュラム三部作がようやく完成します。全450種類、マルチフィニッシュ分の技もカウントすればおよそ500種類のテクニックが一覧化されます。

ちなみにマスターカリキュラムにも、ベリンボロや50/50は相変わらず出てきません。あえてそうしたわけではなく、限られた枠の中で、単純に入れる余地がありませんでした。

カリキュラムにはトライフォースにおける”水と空気”のようなものしかラインナップしていません。ベリンボロも50/50も、なきゃないでまあ生きていけるというのが現在の私の実感です。

多くの人にとって最大公約数的なテクニックであるかどうかも重要なポイントです。カリキュラムのテクニックは、あくまでも同体格で標準的な柔軟性の相手に掛けることを想定しています。

よってインストラクター自身や、一部の会員にとって非常に困難と思われるムーブメントが含まれる技は、当然除外してあります。

飛び付き十字固めであるとか、側転パスガードであるとか、そういった類の技もそうですね。知りたい人は新明先生に教えてもらって下さい。

カリキュラムにはないその他のモダンテクニックは、レギュラークラスで各先生から得意技を習ったり、TFオンラインのテクニックライブラリーやパッケージ作品を視ることにより補って下さい。というかYouTubeを視て下さい。流行り技は大抵見つかるでしょう。

さてベーシックカリキュラムは2010年にはクラスで試験運用を開始し、2014年末に書籍&DVD化しました。

ベーシックを作るのには5年の歳月を要しましたが、それを作りながらアドバンストの内容も80%は固めていたので、アドバンストはその2年後の2016年末には発表することができました。

そしてアドバンストを作りながらマスターの内容も80%は固めていたので、TFオンライン公開後から1年以内にマスターカリキュラムの配信を開始することが出来ました。

同時進行の期間を考慮せずにおけば、制作期間はベーシック5年、アドバンスト2年、マスター1年ということになりますので、ベーシックを作るのが一番難しい作業でした。何度も挫折しそうになりました。しかし根気よく諦めずに続けていればいつかは終わるものですね。

カリキュラム三部作の全アップロードが完了した後は、また新たな基軸としてセルフディフェンスのプログラムもまとめたいと考えています。これは帯昇格等には全く関係ないスピンオフのようなものです。スターウォーズ本編に対するローグワンのようなものでしょうか。

帯制度のコラム等でも過去に何度か書いておりますが、トライフォースがセルフディフェンスを全面に押し出す方向性というのは考えていません。それならばグレイシー系列のアフィリエイトを目指さなければ筋が通りません。

セルフディフェンスのプログラムは、増え続ける護身術セミナーの需要にトライフォースが独自に応えていくためです。企業から、警備会社から、学校から、様々なニーズがあります。早川、渡辺、中山、新明、エーゲン以外にも、セルフディフェンスを教えることが出来る指導者を育成する必要があります。グレイシーのクラシック護身術をベースとし、あくまでも早川が考案したプログラムということになります。

ナオさんが残してくれたセルフディフェンスのレガシーであるJJSD、今では五反田でのみ運用されていますが、新プログラムの完成後、JJSDは一旦リセットさせてもらう予定です。また新たな検定をご用意致します

今そこにある危機

By | 大阪, 新宿, 池袋 | 2017/10/10 | No Comments

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2017年10月に豊島区立長崎小学校で実施させて頂いた護身術セミナーの模様です。

ありがたいことに年内に小学校での護身術セミナーのオファーはさらに2箇所から頂いております。

学校での講習会はもちろん無償でと毎回申し出ていますが、自治体?からいくらか謝礼が出るルールになっていることが多く、その場合は頂いた謝礼で、指導者メンバーでありがたく昼食だけ頂いております。

企業向けの護身術セミナーは年内にあと5回ほど開催する予定です。大手警備会社さま、神戸トヨペットさま、T-KIDSシェアスクールさまをメインクライアントに、グループレッスン、プライベートレッスンを含め、こちらはビジネスとしてしっかりやらせて頂いております。

年内にやることはまだまだ一杯です。トライフォースでは、町道場としての地域へのスポーツライフの提供と、社会貢献とのバランスを重視しています。

最近はとにかく護身術のニーズが高いです。危険が身近に感じられる世の中となり、多くの方がそういった場面に実際に直面する機会が増えてきたこともあるでしょう。

まずは意識改革から。危険は現実にそこかしこに存在している、そのことをしっかりと認識してもらうことが、身を守るためのスタート地点であると私は考えています。

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山田秀之、パン・パシフィック柔術2017へ出陣!

By | 新宿, 池袋 | 2017/10/06 | No Comments

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山田秀之がパン・パシフィック柔術2017に参戦します。10月下旬にオーストラリア第二の都市メルボルンにて開催されます。

太平洋・オセアニア地区の最大トーナメントとして昨年よりスタートし、IBJJFランキングポイントも2倍率に指定されている大会です。

TFコンペティションクラスで共に汗を流す、フィジカルスペースの大塚博明くんも参戦予定とのことです。

二人の健闘を期待しています。

トライフォースのみなさん、山田の応援をお願い致します!

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Photo by Bukurobjj

ブラジリアン柔術 四段

By | 池袋 | 2017/10/02 | No Comments

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国際ブラジリアン柔術連盟(IBJJF)公認のブラジリアン柔術四段になりました。

三段と何が変わるのか?何も変わりません。極めて形式的なものです。

四段の資格は昨年すでに有していたのですが、IBJJFのデータベースに登録されたのはつい先日のことでした。よって先日自分で帯にストライプを巻き、セルフ昇段を実施しました。私にストライプを巻いてくれる人はいません(笑)。

五段昇格は2021年の予定です。

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