やまだかつてない自転車

少し前の写真。道場への通り道にある神社。桜の時期。

こんにちは!山田です。

1ヶ月ほど前からWEB柔術クラスの撮影などで、池袋や新宿の道場へ行く時の移動方法を電車から自転車に変えました。
自転車に乗るのは5~6年ぶりです。

陽の光を浴びて、周りの景色を肌で感じながら人力で移動するのは、やはり良いものです。
前向きな気持ちにもなれます。また移動=運動になるのでお腹が空きます。ごはんがめちゃめちゃ美味しいです。少し太った気もします。。。

それともう一つ、自転車に乗ったことでとても懐かしい気持ちになりました。

あれは私がまだ20代前半だった頃、海外遠征費の貯金や日々の節約の為に毎日40~50キロの距離を自転車で移動していました。
そう当時は一念発起してサラリーマンを退職した後で、配達や倉庫などのアルバイトをしながら柔術に取り組んでいた時代です。おにぎり+鯖缶という究極の食事技法もこの頃に生み出されました。

毎日朝から始まるハードな練習とフィジカルトレーニングで全身筋肉痛が通常状態、指導とアルバイトで睡眠時間がほとんど取れないこともあったりで、しょっちゅう風邪をひいてた気がします。オーバーワークの向こう側にいました(笑)
トライフォース新宿のコンペティションクラスに向かう途中、高田馬場辺りでタイヤがパンクしてしまい自転車を置いて全力疾走でTF新宿に向かったことも懐かしいです。

ただそれらを苦しいとか嫌だとか思ったことは本当に一度もなくて、好きなことの為に全力を出し尽くしヘロヘロになる毎日が最高に楽しかったです。
無名な柔術家の私を応援してくださる方々と、切磋琢磨できる練習仲間たちの存在も大きく、とても有難かったです。

当時週5~6回、一緒に練習をしていた仲間、中村大輔さん、鍵山士門たちとは今でもこの時代の話で盛り上がります。
私にとっての下積み時代なのでしょうかね。人生の財産となる時間だったとは思ってます。
とだいぶ遠い目になってしまいました(笑)

ちなみに自転車はピストバイクという種類をフリーギアで乗ってます。
いわゆる変速ギアは付いていないのですが、私の大腿筋群がギアの役割を果たしてくれています(脳筋ワード)
乗り辛かったドロップハンドルをブルホーンハンドルに交換してバーテープを巻いた以外はノーマル状態。
シンプルで気に入ってます。

最後に私は今、柔術家として生きる誇りを持たせてくださった早川先生、可能性を見出してくださった芝本さん、そしてトライフォースの皆様のおかげで、専業柔術家としての道を生きてます。
柔術を職業にするという事は、私が柔術を始めた中学生の頃からの夢でした。

夢の中で生きれていることに感謝しながら本日のブログを終えたいと思います。

Social Media