写真の杉村君は、一般会員からテクニック検定とインストラクターコースを経て、指導員になった会員の一人です。
その後、レベル1で1年、レベル2でさらにもう1年の指導キャリアを積み、アドバンスト検定をハイスコアで合格し、この度レベル3認可インストラクターへの昇格を果たしました。
私が考えるトライフォースの理想のインストラクター像を体現する男です。今後、杉村にはアドバンストクラスの指導も任せようと思います。
はっきり言いますと、杉村は弱くはありませんが、特別に強くもありません。実力は茶帯の中でも「中の中」くらいでしょう。全日本タイトルなどを保持しているわけでもありません。
しかし指導者としてはプロそのものです。長いキャリアを経てそのインストラクションスキルはさらに向上し続けています。
過去のコラム等でも度々語ってきましたが、私はもはやインストラクターに絶対的な強さを求めることをかなり以前から止めています。
指導フォーマット
http://tfikebukuro.blogspot.jp/2014/11/blog-post_7.html
インストラクター資格
http://tfikebukuro.blogspot.jp/2014/11/blog-post_68.html
採用の条件を「最強の選手であり最高の指導者であること」とすれば、限られた母数の生徒の中からインストラクターを育成していくことは極めて困難となります。
そうなると、他道場の強豪選手に外部講師を依頼するか、有名選手がたまたま移籍してくれるのを待つ等の依存体質になります。
指導は下手でも良いから有名選手、強豪選手から習いたい、そういった方もおられると思いますし、ユーザー目線で見ればそういった考えも理解できます。
トライフォースではどうかと言いますと、トップレベルの実力を持つ指導員も多数おりますが、全員がそうというわけではありません。なので、トップ選手からの指導だけを期待している方にとっては、トライフォースは物足りなく感じるかもしれません
しかし私はそのような「一流の強豪選手をずらりと揃える」という業界のレースからはとっくに降りています。私は「持続可能な組織運営をする」という選択肢をチョイスしました。
強豪選手であってもいずれ衰えは来ます。その時に、それが目当てで集まった生徒さん達は、果たしてその選手から技を習いたいと思い続けてくれるのでしょうか。きっとそこにはまた一定の不満が生まれてくると思います。そして新しい有名選手を求め続けるのではないでしょうか。
その点、杉村に関しては何の心配もありません。なぜなら最初から強くないからです。しかし指導者としての能力に私は太鼓判を押しております。そして、そんなトライフォースに人が集まってくれたら良いなと思っています。
以上、杉村レベル3昇格記念のお話でした。
今宵も石松さんと豪君がバックを取り合っていました。攻防に見ごたえがありました。やはり自分のスタイルがあると練習は楽しくなりますね。
それがないって方も好きな技とかはあると思います。そこからスタイルは出来てきますね。色々な技から自分に合った技を使いこなしてアレンジするのも楽しみの一つです。
楽しみながら上達していきましょう。
2017年11月よりマスターカリキュラムクラスを開講します。
アドバンストカリキュラムを履修していることを前提としてクラスを進めていきます。
紫帯以上の会員のみ参加可とします。
ただし当面の期間はベーシック検定1級保持者の参加も許可します。検定資格保持者はワッペンを付けておいて下さい。
参加条件が厳しいことから(木曜日の朝アドバンストと同様に)テクニックとスパーリングのセッションを分けることにしました。
毎週金曜日の19時15~20時の45分間のクラスとし、20時~20時45分まではフリースパーリングとして、全ての帯の会員が参加出来るクラスとします。
まとめると金曜日のスケジュールは以下のようになります。
19:15~20:00 マスターカリキュラム
20:00~20:45 スパーリング
21:00~22:00 ベーシッククラス
当面の期間はレッスン予定表を事前発表せず、ランダムに行って参ります。
マスターカリキュラムは、アドバンストカリキュラムよりもさらに難易度が上がっているというわけではありません。ベーシックとアドバンストほどの差はないと思います。
参加条件を設けたのは単純な理由で、アドバンストカリキュラムの知識を前提として有していなければ、練習パートナーとの反復ドリルが上手く進まないことが想定されるからです。
宜しくお願い致します。
キッズクラスもようやくベーシックテクニックがみんなに浸透してきて攻防がみられるようになりました。大人はベーシックテクニックは全部で150種類ありますが、子供は30種類をしっかり集中してやっています。
今年に入って3週め。打ち込みもスムーズです。上級生にはより細かいところの指摘もしています。
ちょっとづつ補強運動のメニューも強度を上げています。僕の予想より頑張ってくれています。
最初は皆慣れてなくてなかったですが。段々手ごたえを感じています。
皆で頑張っていきましょう。